謹賀新年からの改めて愛163
皆様明けましておめでとうです。
本年もよろしくお願いします。
今年の目標としましては、社会人になるということで、ひたすら耐える ということですね。
学生気分のままなのでめちゃくちゃ怒られるでしょうが、割り切って耐えたいと思います。
あと、体調の方も治したいですね。完治は欲張りすぎでも、仕事に支障がないほどの回復を願いたいです。
さて、新年1発目のお話です。時代は遡りハルヒとキョンが結婚したころのお話です。
最近ハルナの登場頻度が少ないかと思われるでしょうが、
原作意識の結果、オリキャラがサイトメインの話に登場しまくってるのもどうかと思ったからです。
なので、最近になってハルナ主人公のお話が誕生したというわけですね (涼宮ハルナの憂鬱)
設定的にもハルナは嫁いでキョン宅にはいない設定ですので、自動的に登場頻度は減るのですが。
時代背景が少し昔のお話ならハルナも登場しますので、ハルナ待ちの方はそちらをご期待ください。
前置きが長くなりました、ではどうぞ!!
『改めて愛163』
本年もよろしくお願いします。
今年の目標としましては、社会人になるということで、ひたすら耐える ということですね。
学生気分のままなのでめちゃくちゃ怒られるでしょうが、割り切って耐えたいと思います。
あと、体調の方も治したいですね。完治は欲張りすぎでも、仕事に支障がないほどの回復を願いたいです。
さて、新年1発目のお話です。時代は遡りハルヒとキョンが結婚したころのお話です。
最近ハルナの登場頻度が少ないかと思われるでしょうが、
原作意識の結果、オリキャラがサイトメインの話に登場しまくってるのもどうかと思ったからです。
なので、最近になってハルナ主人公のお話が誕生したというわけですね (涼宮ハルナの憂鬱)
設定的にもハルナは嫁いでキョン宅にはいない設定ですので、自動的に登場頻度は減るのですが。
時代背景が少し昔のお話ならハルナも登場しますので、ハルナ待ちの方はそちらをご期待ください。
前置きが長くなりました、ではどうぞ!!
『改めて愛163』
ハルヒと結婚して数ヶ月が経った。
友達から恋人という特別な関係になった時より新鮮さは薄れるものの、
恋人から夫婦という関係も中々特別なものだろう。
なんせ、涼宮ハルヒという名前はもう存在しないのだから。
そしてハルヒが俺の苗字を名乗るのは、何だか不思議な気分と・・・歯痒い。
結婚を機にハルヒ宅での居候生活に終止符を打ち、安いアパートで2人暮らしを始めた。
生活はまだまだ厳しいものがあるが、それでもハルヒは俺の安月給でやりくりしてくれている。
毎食毎食献立は凝ったものが食卓に出され、狭い風呂に2人で入る。
布団ははなから1つしか購入していないし、枕も1つしか購入していない。
一つの布団で、俺の腕枕で寝るハルヒ。
本人曰く、「枕代の節約なんだから!! それ以上の考えなんてないんだからね!」 とのことだ。
そんなある日、会社で懇親会が開かれることになった。
親切な会社で、社員だけでなく配偶者や子供の同席も大丈夫とのことなので、
俺はハルヒを誘い会社の懇親会へと向かったのだ。
それが、あんな目に合うとは当時の俺は思ってもいなかった。 地獄の夜だった・・・。
『改めて愛163』
「キョンさんと奥さんですね! ようこそいらっしゃいました!!」
受付で手続きを済まし会場へと足を運ぶ。
ちなみに俺はスーツ、ハルヒは清楚なドレスでやってきた。
あくまで懇親会なのであまり目立たない、それでいてある程度の注目は浴びたいらしい。
なんという矛盾した考え方なんだろう、それにあまり目立ってほしくない。
ほらっ、会場に入った途端同期の社員の目がハルヒに集中している。
それを察知したのか、ハルヒはすかさず俺の腕に抱きつく。
「ちょ・・・何だよ急に・・」
「変な視線を浴びてるから、あんたの奥さんだって事をアピールしようとしてるのよ。
だからあんたはあたしに合わせてなさい!」
これは完全に尻に敷かれてるダメ旦那って思われているだろう。
女性社員がクスクスと笑ってるのが心に刺さる、そして男共の視線が怖い。
「キョンー、お前結婚してる事は知ってたけどこんな綺麗な嫁さんとか大当たりだな!」
「まったくだ、お前運良すぎだぜ!」
やっぱハルヒは世間的にも美人のクラスなんだな。性格を除いては。
お前ら知らんだろうが、こいつの実態を知ったらとてもじゃないが付き合えないと思うぜ。
多分、ってか絶対俺にしかハルヒの操縦は無理だと断言してもいい。
「・・・バカッ」
何照れてるんだ? 俺そんな変なこと言ったか?
「おーおー、言ってくれるじゃねえかこの男。溺愛にもほどがあるぜ」
・・・
・・
・
俺は男社員と飲んでいる。それはもうたらふく飲んでいる。
ハルヒは俺らみたいに夫婦で来た人たちの奥さんと話しているようだが。
何を話しているのか分からんが、あんまり変なこと言ってないだろうな。心配で仕方ない。
ふと、ハルヒが誰かの赤ちゃんを抱っこしている。
見る限り、ミルクの準備の間に抱っこをねだられたみたいだな。
そういやハルヒが赤ん坊を抱っこする姿は見たことないな。
・・・・
遠目でしか見えないが、ハルヒに懐いてる赤ん坊を見て、俺は嫉妬した。
なぜ嫉妬しているのか分からんが、赤ん坊に対してひどく憎悪の気持ちが湧いてきた。
すまん誰かの赤ん坊、何だかとまらんのだ。
それと、嫉妬以外にも変な気持ちが一つ浮かんできた。
その時ハルヒと目があった。赤ん坊を抱っこしている我が嫁と目が合った。
俺は思わず逸らしてしまった。 なぜだろう、あれ以上見ているのは危険だと察知したからだ。
・・・
・・
・
「ハルヒ、そのドレス似合ってたぞ」
「・・ありがとっ」
テレビの音が空しく響く自宅。
あれから帰宅時も帰宅してからも一言二言会話をするだけで気まずい空気が流れている。
なぜ気まずいのだろうか、俺があの時目を逸らしたからだ。
だから、俺から話を振ろう。
「あのさ」
「あの・・」
最悪だ、被った。
「ハルヒから喋れ」 「キョンから喋ってよ」
また被った。テンポが最悪だ。
「ぅーあーもう!! キョン! 何であの時目を逸らしたのよ!!!!」
やっぱそうきますよね、自分でもよく分かんないですよ。
あれ以上見つめていると、自分の中の何かが壊れそうな気がしたのだ。
「何よそれ!? どういうこと!!!」
「だから・・・」
もう隠し続ける必要もないだろう、俺は自分の気持ちに気がついたのだから。
「ハルヒ・・」
「ぇ・・キョン・・・ん・・・」
柔らかい華奢な体のハルヒを抱き寄せ、プニプニな頬にキスをする。
「お前が赤ん坊を抱いてる姿が輝いて、見つめられなかったんだ」
似合いすぎだ、あれはあまりにも似合いすぎてた。
数ヶ月に生まれてくるはずの俺たちの子供の予行練習になるかと思ったのに、
まったくどころが逆効果で赤ん坊+ハルヒの新妻姿を見られなかった。
何とでも言ってくれ、俺はいろんな意味でムッツリなのかもしれないのだから。
「・・何だかよくわかんないけど、あんたは早く赤ちゃんが欲しいのね」
「は?」
「分かったわ! ほらっ、服脱いであげるから早く来なさい!!」
「いや、分かってないぞお前・・」
「いいの! ほらっ、ブラもう外すよ。準備はいい?」
「ちょっと待て、この前俺の遺伝子はお前に送ったはずだ、そろそろ妊娠が発覚する時期だ。
そんな時期にまたして大丈夫なのか?」
「そんなの後で考えればいいじゃない!! ほらっ、出す出す!!!」
積極的なハルヒは勘弁していただきたい、可愛く喘ぐハルヒをお願いしたい。
こうなるともうハルヒは止まらない、昔から変わっていない。
俺の服を無理やり脱がし、綺麗な裸姿で俺に擦り寄るハルヒに対し、
俺は酒で酔った体をさらに虐める事になったのだ。
うれしいのだが、休息日が欲しい。 ハルヒが欲しいのだが、地獄でもある。
子供に影響なければいいのだが・・・。
そんなことを考えながら、その日お互いが寝床に入ったのは深夜の3時だった。
続く
友達から恋人という特別な関係になった時より新鮮さは薄れるものの、
恋人から夫婦という関係も中々特別なものだろう。
なんせ、涼宮ハルヒという名前はもう存在しないのだから。
そしてハルヒが俺の苗字を名乗るのは、何だか不思議な気分と・・・歯痒い。
結婚を機にハルヒ宅での居候生活に終止符を打ち、安いアパートで2人暮らしを始めた。
生活はまだまだ厳しいものがあるが、それでもハルヒは俺の安月給でやりくりしてくれている。
毎食毎食献立は凝ったものが食卓に出され、狭い風呂に2人で入る。
布団ははなから1つしか購入していないし、枕も1つしか購入していない。
一つの布団で、俺の腕枕で寝るハルヒ。
本人曰く、「枕代の節約なんだから!! それ以上の考えなんてないんだからね!」 とのことだ。
そんなある日、会社で懇親会が開かれることになった。
親切な会社で、社員だけでなく配偶者や子供の同席も大丈夫とのことなので、
俺はハルヒを誘い会社の懇親会へと向かったのだ。
それが、あんな目に合うとは当時の俺は思ってもいなかった。 地獄の夜だった・・・。
『改めて愛163』
「キョンさんと奥さんですね! ようこそいらっしゃいました!!」
受付で手続きを済まし会場へと足を運ぶ。
ちなみに俺はスーツ、ハルヒは清楚なドレスでやってきた。
あくまで懇親会なのであまり目立たない、それでいてある程度の注目は浴びたいらしい。
なんという矛盾した考え方なんだろう、それにあまり目立ってほしくない。
ほらっ、会場に入った途端同期の社員の目がハルヒに集中している。
それを察知したのか、ハルヒはすかさず俺の腕に抱きつく。
「ちょ・・・何だよ急に・・」
「変な視線を浴びてるから、あんたの奥さんだって事をアピールしようとしてるのよ。
だからあんたはあたしに合わせてなさい!」
これは完全に尻に敷かれてるダメ旦那って思われているだろう。
女性社員がクスクスと笑ってるのが心に刺さる、そして男共の視線が怖い。
「キョンー、お前結婚してる事は知ってたけどこんな綺麗な嫁さんとか大当たりだな!」
「まったくだ、お前運良すぎだぜ!」
やっぱハルヒは世間的にも美人のクラスなんだな。性格を除いては。
お前ら知らんだろうが、こいつの実態を知ったらとてもじゃないが付き合えないと思うぜ。
多分、ってか絶対俺にしかハルヒの操縦は無理だと断言してもいい。
「・・・バカッ」
何照れてるんだ? 俺そんな変なこと言ったか?
「おーおー、言ってくれるじゃねえかこの男。溺愛にもほどがあるぜ」
・・・
・・
・
俺は男社員と飲んでいる。それはもうたらふく飲んでいる。
ハルヒは俺らみたいに夫婦で来た人たちの奥さんと話しているようだが。
何を話しているのか分からんが、あんまり変なこと言ってないだろうな。心配で仕方ない。
ふと、ハルヒが誰かの赤ちゃんを抱っこしている。
見る限り、ミルクの準備の間に抱っこをねだられたみたいだな。
そういやハルヒが赤ん坊を抱っこする姿は見たことないな。
・・・・
遠目でしか見えないが、ハルヒに懐いてる赤ん坊を見て、俺は嫉妬した。
なぜ嫉妬しているのか分からんが、赤ん坊に対してひどく憎悪の気持ちが湧いてきた。
すまん誰かの赤ん坊、何だかとまらんのだ。
それと、嫉妬以外にも変な気持ちが一つ浮かんできた。
その時ハルヒと目があった。赤ん坊を抱っこしている我が嫁と目が合った。
俺は思わず逸らしてしまった。 なぜだろう、あれ以上見ているのは危険だと察知したからだ。
・・・
・・
・
「ハルヒ、そのドレス似合ってたぞ」
「・・ありがとっ」
テレビの音が空しく響く自宅。
あれから帰宅時も帰宅してからも一言二言会話をするだけで気まずい空気が流れている。
なぜ気まずいのだろうか、俺があの時目を逸らしたからだ。
だから、俺から話を振ろう。
「あのさ」
「あの・・」
最悪だ、被った。
「ハルヒから喋れ」 「キョンから喋ってよ」
また被った。テンポが最悪だ。
「ぅーあーもう!! キョン! 何であの時目を逸らしたのよ!!!!」
やっぱそうきますよね、自分でもよく分かんないですよ。
あれ以上見つめていると、自分の中の何かが壊れそうな気がしたのだ。
「何よそれ!? どういうこと!!!」
「だから・・・」
もう隠し続ける必要もないだろう、俺は自分の気持ちに気がついたのだから。
「ハルヒ・・」
「ぇ・・キョン・・・ん・・・」
柔らかい華奢な体のハルヒを抱き寄せ、プニプニな頬にキスをする。
「お前が赤ん坊を抱いてる姿が輝いて、見つめられなかったんだ」
似合いすぎだ、あれはあまりにも似合いすぎてた。
数ヶ月に生まれてくるはずの俺たちの子供の予行練習になるかと思ったのに、
まったくどころが逆効果で赤ん坊+ハルヒの新妻姿を見られなかった。
何とでも言ってくれ、俺はいろんな意味でムッツリなのかもしれないのだから。
「・・何だかよくわかんないけど、あんたは早く赤ちゃんが欲しいのね」
「は?」
「分かったわ! ほらっ、服脱いであげるから早く来なさい!!」
「いや、分かってないぞお前・・」
「いいの! ほらっ、ブラもう外すよ。準備はいい?」
「ちょっと待て、この前俺の遺伝子はお前に送ったはずだ、そろそろ妊娠が発覚する時期だ。
そんな時期にまたして大丈夫なのか?」
「そんなの後で考えればいいじゃない!! ほらっ、出す出す!!!」
積極的なハルヒは勘弁していただきたい、可愛く喘ぐハルヒをお願いしたい。
こうなるともうハルヒは止まらない、昔から変わっていない。
俺の服を無理やり脱がし、綺麗な裸姿で俺に擦り寄るハルヒに対し、
俺は酒で酔った体をさらに虐める事になったのだ。
うれしいのだが、休息日が欲しい。 ハルヒが欲しいのだが、地獄でもある。
子供に影響なければいいのだが・・・。
そんなことを考えながら、その日お互いが寝床に入ったのは深夜の3時だった。
続く
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