お詫びと改めて愛162
大変遅くなりました!!
12月はほぼ毎日短期バイトで仕事してたので、中々更新する時間がなかったのです!!
28日に終わったので、色々書いてたのですが結局最終日まで更新できなかった・・・。
年末ネタです、よくあるパターンですがどうぞ。
新年は少し更新はお休みします、5日ぐらいに最初の更新予定です。
ではどうぞ!!
『改めて愛162』
「バカ! 何でこんなに込んでるのよ!!!」
「俺に言われても・・・」
時は年末、大晦日、新年まで残り数分となった寒空の下。
ハルヒの提案で年明けと同時に初詣に行くことになったのだ。
こんな寒い中外出とか正直勘弁してほしかったが、そんな俺の案が通ることもなく。
無理やり着込まされ手を引っ張られて現在に至る。
『改めて愛162』
ただ、同じような考えを持つ人間はやはり多いもので、
神社についたらあふれんばかりの人だかりがまっていた。
着物で張り切ったカップルや、気合を入れるためか裸で訪れているものもいる。
俺たちはごくごく普通の格好で、特に新年を意識した格好では訪れていない。
「たかが市内にある神社でそんないい格好しても、神様からの評価は変わらないわ」
ハルヒの意見は最もだが、この場合の神はハルナでなくこの神社に住み着いた神なんだろう。
そんな思考も夜中の寒さが体を虐めつけ、俺はプルプルと震えるしかなかった。
「ハルヒ、マジ寒い。早く終わらせて風呂入ろうぜ」
「残念でした! また年明けまで十数分あるわ、それまで我慢しなさい!!」
そんなばかな!! くそっ、早く年よ明けてくれ!
こんなんじゃ新年早々風邪引き状態になっちまう!
・・・
・・
・
除夜の鐘も鳴り終わり、新年まで残り1分を切った。
「今年ももうお終いね。ハルナは嫁いで、あんたは自分の能力に飲み込まれそうになる。
あたしが元凶であんたに災難が訪れてるわ。だから・・・その・・・」
「気にするな、お前と出会ったときから何度そんな場面に遭遇してると思ってるんだ。
それに毎回ハルナや古泉、そしてお前も助け舟を出してくれてるしな。感謝してるよ」
「それは意識して出してるんじゃないから、あたしの知らないところでそんな事に・・・。
あんたがあたしを失う事に対してどう思ってるか知らないけど、逆の立場になれば・・・。
あたしはあんたみたいに行動できないと思う、そのあたりは鈍感キョンでもすごいと思うわ。だから。」
どうしたんだろうか、急にメランコリー状態になったハルヒは新年まであと数十秒だというのに俯いてしまった。
別に俺は気にしてないし、それも俺が望んでいることなんだと意識している。
こんな素敵な、まぁ皮肉も含めて素敵な能力をハルヒからもらえたんだ、感謝するのはこっちだろう。
「だからねキョン、来年も・・・ずっと・・・傍にいてください・・」
「ハルヒ・・・?」
ハルヒの目には冷たい雫、それが俺の頬に伝わるほど接近したキス。
ちゅっという音は周りの音でかき消されたが、お互い唇を離し見つめあい。
そしてもう一度キスをする。
さっきのは去年最後のキス、今回のは今年最初のキス。
「キョン、一生傍にいなさいよね・・。大好きなんだから」
「一生お前を守ってやるし何があっても帰ってきてやるよ、大好きだハルヒ」
家に帰って続きを楽しむことにしよう。
その前に、俺は風呂に入りたい。
「もう、ムードもへったくれもないわね・・・」
涙を流しながらの笑顔は、暗闇でもよく見える温かい表情。
お賽銭はハルヒの分も俺が出してやる、帰ったら風呂は俺が準備してやる。
帰り道のエスコートもするし、お楽しみのリードも俺がする。
でも、それはハルヒがいて成り立つ行為。だから、俺にはお前が必要なんだ。
「帰りましょ、あたしたちの家に。
一緒にお風呂で温まろうね?」
今年も色々起こるだろうが、俺はハルヒの元に必ず帰ってこれるよう神に祈った。
ハルナより強いって事を証明してくれよな、地元の神さんよ。
続く
皆様良いお年を!!
来年度も新・ソーコムランドをよろしくお願いします!
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コメントの投稿
目下受験生のものです笑
いやー、貴重な糖分うまーヽ|・∀・|ノ
やっぱり彼女の笑顔って最高ですよね!
では、ことしもよろしくお願いしますペコリ(o_ _)o))