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今後の更新予定
長かった夏休みも今日で終わりなのですよ。残念で仕方がない。
夏休みと言っても、ほとんど部長のお仕事で学校行ってたから休んだ気がしない。
明日からは授業が始まるので、2・3日に1回更新できたらいいなと考えております。
明日は友達と飲んで、2次会3次会4次会まで予定してるので家に帰ってきません。
少なくとも水曜まで更新は出来ませんのでご了承くださいませ。
そういやキョンって社長設定だったよね。自分ですっかり忘れてた・・・。
『改めて愛136』
夏休みと言っても、ほとんど部長のお仕事で学校行ってたから休んだ気がしない。
明日からは授業が始まるので、2・3日に1回更新できたらいいなと考えております。
明日は友達と飲んで、2次会3次会4次会まで予定してるので家に帰ってきません。
少なくとも水曜まで更新は出来ませんのでご了承くださいませ。
そういやキョンって社長設定だったよね。自分ですっかり忘れてた・・・。
『改めて愛136』
わが社は、残業制度は取っておらず17時帰宅が原則となっている。
仕事が終わればまっすぐ家に帰る者、晩飯を食ってから帰る者、しばらく残って談笑する者。
俺はというと、17時になると同時に帰らなければならない。社長が一番先に帰るのもどうかと思うが。
理由は皆さんご存知の通り、我が家での女社長の命令であるからだ。
寄り道せず、なるだけ大急ぎで帰ってくる。これはここで働きだしてからの約束になっているのだ。
ところが今日は、部下と一緒に飲み屋に向かっている俺がいる。
『改めて愛136』
「だからな、俺が率先して誘ったんじゃないんだ。部下からの誘いでさ・・」
「だったら断ればいいじゃない!!」
「俺が行かなければ人数が少ないんだとよ。他に行けそうな奴もいないみたいだし・・」
仕事終了後、一通り片付けも終わりいざ帰宅しようとした矢先、部下から飲みに行かないかと誘いがかかった。
一応妻が家で待っていると伝えたのだが、どうも聞き入れてもらえずどうしても来て欲しいとの事。
社長をここまで誘う奴も奴だ、ここで意地になって断ると陰口を叩かれるハメになりそうだ。
結局行く事にしハルヒに連絡したのだが、こちらでもまったく聞き入れてもらえない。
「すぐ戻るから・・」 「絶対遅くなるわね」
「お土産買うから・・・」 「そんなもんいらないわ」
「夜のお楽しみの時間を倍にしよう・・」 「いい案だけどそれでも不可」
「・・・・」 「という事で早く帰ってきなさい!!」
ダメだ、何を言っても聞き入れてもらえないだろう。
そう思い、何も言わず電話を切ることにした。 ハルヒには悪いがこれしか手がなさそうだ。
・・・
・・
・
飲み屋をはしごし、自宅へ戻れたのは日付が変わろうかという時間。
幸い明日は休日なので朝早く起きる心配もない。ゆっくり寝る事にしよう。
ハルヒはもう寝ているだろう・・・。そう思いながら静かに玄関の戸を開ける。
扉の向こうは漆黒の闇、電気1つもついてない。 あぁこれは寝てるな。
ハルヒは俺の帰りをいつでも、どんなに遅くても待っていてくれたが、さすがに今日は怒ってるか。
「帰ってくるの遅いわよ」
靴を脱ぎ上がろうとしたら、いきなり暗闇の中から声が聞こえてきたので体が飛び跳ねた。
おい、起きてたのか。 ・・っていうか今のはハルヒの声じゃないな。
「ママ拗ねちゃったわよ。あたしがどれだけ慰めてあげたと思ってるの!」
ハルナにはいつもいつも助けられてるな、俺。 我が子に救われる父親ほど情けないものはない。
「まぁあとはパパが何とかしてくれるもんね。 ママと仲直りしないと死刑だからね!!」
ビシっ!と俺を指差し、俺がそれに頷くと自分の部屋へと消えていった。
さて、ハルヒがどれだけ怒っているのだろうか。
今まで何度も怒らしているが、今回は何時間で元のハルヒに戻ってくれるだろうか。
そんなことを思いながらリビングへ向かうと、食卓にだけ明かりがついていた。
机の上には今日の晩御飯であっただろう俺の好物たちが並べられいてる。
「そうか、あいつもうご飯作ってたんだな・・・」
これは悪い事したな、そう思いつつふと目線を横にずらすと、なにやら紙切れが落ちている。
『アホバカマヌケキョンのえさ』
それはもう殴り書きという言葉が相応しい文字が大きく書かれていた。
えさとまで言ってるのをみると、これはかなりお怒りのようだな。
軽く溜息をつきながら、何気なく裏返してみると、表とは間逆の小さい文字で
『キョンのために作った お腹空いてたら食べて』と。
・・・
・・
・
ホント世の中便利になったもんだよな。
冷めた料理でも、レンジで温めるだけで出来たての食感を味わえるほど温まるのだから。
それが煮物となると尚更レンジは重宝する。
ハルヒが俺のために作ってくれた肉じゃがを食っていると、リビングの戸が開く。
ふと目をそちらに向けると、パジャマ姿のハルヒが突っ立っていた。もちろんふくれ面で。
「あー・・・あのさ・・」
「・・・何よ」
不機嫌度マックスの状態のハルヒには余計な事を言っても意味はない。
こういう場合には単刀直入に言った方が、ハルヒには伝わると長年の付き合いで見出したのだ。
「飯・・・美味いぞ」
「お世辞はいらないわ。 作ってから7時間以上経ってる料理が美味しいわけないでしょ!」
「違うな」
一旦箸を置き立ち上がり、ハルヒの前に立つ。
口の中のものを飲み込んでから、不機嫌でも可愛くみえてしまうハルヒの目を見ながら。
「お前の愛情がたっぷり詰まった料理だ。たとえ冷めていてもお前の料理には変わらないだろ?
なら美味しいに決まってるじゃないか。 あぁそうだ、お前の料理は宇宙一美味いんだ」
するとどうだろうか。 ふくれ面がみるみるうちにしぼんでいき、顔が紅く染まってきた。
それは、完全に明るいわけでないこのリビングの中でさえ分かるほどの紅色。
「あ、えっと・・・う?・・・」
反論できないのか、上目遣いで唸っているハルヒが可愛くて愛しくて。
もう二度と、寄り道しないようにしようと心に誓った。
こんな美味い料理は、やっぱ出来たてで食うのが一番だからな。
「も、もう先に寝るからね!! ちゃんと流し台に戻しといてよ!!」
そう言いながら寝室へ戻るハルヒの足取りは、明らかに軽くなっていた。
鼻歌が聞こえたのは俺の錯覚だろうか。 それとも空耳なのだろうか。
続く
仕事が終わればまっすぐ家に帰る者、晩飯を食ってから帰る者、しばらく残って談笑する者。
俺はというと、17時になると同時に帰らなければならない。社長が一番先に帰るのもどうかと思うが。
理由は皆さんご存知の通り、我が家での女社長の命令であるからだ。
寄り道せず、なるだけ大急ぎで帰ってくる。これはここで働きだしてからの約束になっているのだ。
ところが今日は、部下と一緒に飲み屋に向かっている俺がいる。
『改めて愛136』
「だからな、俺が率先して誘ったんじゃないんだ。部下からの誘いでさ・・」
「だったら断ればいいじゃない!!」
「俺が行かなければ人数が少ないんだとよ。他に行けそうな奴もいないみたいだし・・」
仕事終了後、一通り片付けも終わりいざ帰宅しようとした矢先、部下から飲みに行かないかと誘いがかかった。
一応妻が家で待っていると伝えたのだが、どうも聞き入れてもらえずどうしても来て欲しいとの事。
社長をここまで誘う奴も奴だ、ここで意地になって断ると陰口を叩かれるハメになりそうだ。
結局行く事にしハルヒに連絡したのだが、こちらでもまったく聞き入れてもらえない。
「すぐ戻るから・・」 「絶対遅くなるわね」
「お土産買うから・・・」 「そんなもんいらないわ」
「夜のお楽しみの時間を倍にしよう・・」 「いい案だけどそれでも不可」
「・・・・」 「という事で早く帰ってきなさい!!」
ダメだ、何を言っても聞き入れてもらえないだろう。
そう思い、何も言わず電話を切ることにした。 ハルヒには悪いがこれしか手がなさそうだ。
・・・
・・
・
飲み屋をはしごし、自宅へ戻れたのは日付が変わろうかという時間。
幸い明日は休日なので朝早く起きる心配もない。ゆっくり寝る事にしよう。
ハルヒはもう寝ているだろう・・・。そう思いながら静かに玄関の戸を開ける。
扉の向こうは漆黒の闇、電気1つもついてない。 あぁこれは寝てるな。
ハルヒは俺の帰りをいつでも、どんなに遅くても待っていてくれたが、さすがに今日は怒ってるか。
「帰ってくるの遅いわよ」
靴を脱ぎ上がろうとしたら、いきなり暗闇の中から声が聞こえてきたので体が飛び跳ねた。
おい、起きてたのか。 ・・っていうか今のはハルヒの声じゃないな。
「ママ拗ねちゃったわよ。あたしがどれだけ慰めてあげたと思ってるの!」
ハルナにはいつもいつも助けられてるな、俺。 我が子に救われる父親ほど情けないものはない。
「まぁあとはパパが何とかしてくれるもんね。 ママと仲直りしないと死刑だからね!!」
ビシっ!と俺を指差し、俺がそれに頷くと自分の部屋へと消えていった。
さて、ハルヒがどれだけ怒っているのだろうか。
今まで何度も怒らしているが、今回は何時間で元のハルヒに戻ってくれるだろうか。
そんなことを思いながらリビングへ向かうと、食卓にだけ明かりがついていた。
机の上には今日の晩御飯であっただろう俺の好物たちが並べられいてる。
「そうか、あいつもうご飯作ってたんだな・・・」
これは悪い事したな、そう思いつつふと目線を横にずらすと、なにやら紙切れが落ちている。
『アホバカマヌケキョンのえさ』
それはもう殴り書きという言葉が相応しい文字が大きく書かれていた。
えさとまで言ってるのをみると、これはかなりお怒りのようだな。
軽く溜息をつきながら、何気なく裏返してみると、表とは間逆の小さい文字で
『キョンのために作った お腹空いてたら食べて』と。
・・・
・・
・
ホント世の中便利になったもんだよな。
冷めた料理でも、レンジで温めるだけで出来たての食感を味わえるほど温まるのだから。
それが煮物となると尚更レンジは重宝する。
ハルヒが俺のために作ってくれた肉じゃがを食っていると、リビングの戸が開く。
ふと目をそちらに向けると、パジャマ姿のハルヒが突っ立っていた。もちろんふくれ面で。
「あー・・・あのさ・・」
「・・・何よ」
不機嫌度マックスの状態のハルヒには余計な事を言っても意味はない。
こういう場合には単刀直入に言った方が、ハルヒには伝わると長年の付き合いで見出したのだ。
「飯・・・美味いぞ」
「お世辞はいらないわ。 作ってから7時間以上経ってる料理が美味しいわけないでしょ!」
「違うな」
一旦箸を置き立ち上がり、ハルヒの前に立つ。
口の中のものを飲み込んでから、不機嫌でも可愛くみえてしまうハルヒの目を見ながら。
「お前の愛情がたっぷり詰まった料理だ。たとえ冷めていてもお前の料理には変わらないだろ?
なら美味しいに決まってるじゃないか。 あぁそうだ、お前の料理は宇宙一美味いんだ」
するとどうだろうか。 ふくれ面がみるみるうちにしぼんでいき、顔が紅く染まってきた。
それは、完全に明るいわけでないこのリビングの中でさえ分かるほどの紅色。
「あ、えっと・・・う?・・・」
反論できないのか、上目遣いで唸っているハルヒが可愛くて愛しくて。
もう二度と、寄り道しないようにしようと心に誓った。
こんな美味い料理は、やっぱ出来たてで食うのが一番だからな。
「も、もう先に寝るからね!! ちゃんと流し台に戻しといてよ!!」
そう言いながら寝室へ戻るハルヒの足取りは、明らかに軽くなっていた。
鼻歌が聞こえたのは俺の錯覚だろうか。 それとも空耳なのだろうか。
続く
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コメントの投稿
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どんなにおこっていてもキョンが甘い言葉をかければすぐにデレる(^O^)
甘いです!!とても甘いです!
改めて愛シリーズは最高のSSだと私は思います(≧ω≦)b