なんてこったい！

くそー、キョンの野郎いつの間にあんなにモテるようになったんだ！！

「谷口、キョンには悪いけど全然モテてないよ」

普段ならキョンと国木田と３人で飯を食ってるお昼休みなのに、最近は国木田と２人きりだ。

何が楽しくて、男２人で飯を食べなきゃならないんだ！

「なかなか失礼だね谷口も。仕方ないだろ、キョンがあんな風になるんだから」

あんな風とはあんな風なんだ、お前らも見てくれよ。


「はい、あ?ん」

「あ?ん、うわ！？」

「えっ、な、なに？　もしかして美味しくなかった・・？」

「めちゃくちゃ美味いじゃねぇか、俺の好みが分かってるんだなハルヒは」

「あ、当たり前じゃない！　だって将来的にはあんたのご飯を毎日作るわけじゃん？

だから今のうちから勉強してたのよ！！」

「ありがとな、ハルヒ」

「いいのよ、キョン」



・・・


最初は驚きだった、あの涼宮がキョンの飯を作って、食べさせてるんだから。

付き合ってるのは薄々気づいてたが、バカップルだとは思わなかったよ！！

ちくしょー、お前ら消えてなくなれ！！！


「何かいった谷口？」

「いえ、何でもないです・・」

「ほらハルヒ、手が止まってるぞ。食べさせてくれないのか？」

「ん、ゴメンゴメン。じゃあはい、あ?ん♪」



終わっていいのか？　：Ｄ


『消えてなくなれ』は完璧にバッドエンド用のセリフですね。

その概念を見事吹き飛ばさせ、甘くしちゃった、ゴメンね！ｗｗ　ora