だれだ、今日雨なんか言ったのは
おいおい、普通にいい天気じゃないですか・・・いや、それでいいんです。雨はもう結構です。
さて、今日のは日常系を書こうとしてたんですが、Will I beさんに
「世界Bのハルヒはどうなってるか?」とのコメントをいただきました。
いいことを言ってくださいまして、ありがとうございます。書きますねww
世界Bって何やねん!っていう方は、『改めて愛4』をご覧下さい。
ではどうぞ。
『改めて愛29 ?涼宮ハルヒと再会?』
ピンポーン
「おい、誰か来たみたいだぞ?」
「あっ、キョン出て!」
俺が玄関を開けると、朝比奈さんと長門が立っていた。
『改めて愛29 ?涼宮ハルヒと再会?』
「あっ、キョン君お久しぶりです」
「・・久しぶり」
これはこれは・・・
一瞬誰か分からなかったが、今も昔も変わんないな。
「おいハルヒ、朝比奈さんと長門が来てるぞ」
「知ってるわ、今日は一緒にお茶しに行くんだもん!」
「涼宮さん、お久しぶりです・・って もう涼宮さんじゃなかったですね」
「いいのよみくるちゃん。涼宮って呼んでも」
「ねえママ、すずみやって誰?」
「ん、あたしの昔の苗字よ。結婚したら男の苗字を名乗らないといけないの。
まぁハルナは当分関係ないけどね」
あぁ、ハルナもいずれ結婚するのか・・
お父さんは認めんぞ!
「わぁ可愛い。ハルナちゃんって写真でしか見たことなかったですから?。
ふんふん、涼宮さんそっくりですね」
まあ外見はそっくりだが、性格は俺の血のおかげでだいぶ中和されてますよ。
「中和って失礼ね。あたしの性格が最低って言うの?」
「誰もんなこと言ってないだろ。それより早く行って来いよ」
「あっ、そうだったわ。さぁみくるちゃん、有希、ハルナ、行くわよ!」
ハルヒを先頭に、女性陣が出て行った。
うん、一瞬で静かになったね。
今日はゆっくりできそうだ。まだ朝だが、昼寝でもしよう。
おやすみ?。
ピンポーン
何だよ、人が寝ようとしてるのに・・・って・・・
「やあ、お久しぶりです」
スマイルマンが現れた。
→殺す 殴る 追い出す お喋りする
素晴らしいコマンドだね・・って・・
「何しに来たんだ?」
「いえっ、ちょっと報告することがありまして」
「わざわざ家まで来たってことは、重要な事か?」
「世界Bって・・覚えてますか?」
世界B・・・
懐かしいな。高2の時に迷い込んだ違う銀河、違う星。
ハルヒや俺もいたっけ・・・
「それがどうした?」
「ぜひ行ってください」
お前は頭がおかしいのか?
前はたまたま帰ってこれたからいいが、今度こそ戻れないかもしれんのだぞ?
ハルヒやハルナを置いてはいけん。
「大丈夫です。帰れますから。さあ!」
古泉に手を掴まれた。 変態野郎め!
だが、気づいたら古泉はいなかった。
というより、家すらなく、俺は公園のベンチに座っていた。
おいおい・・・ここはまさか・・・
「ご名答、世界Bです」
携帯から古泉の声が聞こえる。
「あなたはその世界に2日間だけいれます。楽しんでください」
「待て!」
時すでに遅し、携帯は切られていた。
仕方ない・・俺でも探すか・・・はぁ・・・
・・・
・・
・
うむ、地形は世界Aと同じだな。
今住んでるマンションがないということは、まだ俺は学生か?
ということで、昔住んでた家に行こうとした。が、その足は止まった。
目の前の奴ら・・・
「キョン!次はどこ行くの?」
「そうだな・・ハルヒはどこ行きたい?」
「あたしはあんたと一緒ならどこでもいいわよ♪」
「ハルヒ、街のど真ん中で腕につかまるのはやめてくれ。
物凄い恥ずかしいんだが・・」
「いいじゃない、あたしはこうしていたいんだもん!」
「やれやれ、しょうがないな。じゃあ行くぞ」
「うん!」
・・・
なるほど、俺たちは周りから見るとあんな風に見えてたのか。
なんて幸せそうなんだ・・・じゃなくて、
ハルヒはやっぱり可愛いな・・・でもなくて、
俺結構カッコいいな・・・でもなくて、
周りから見ても恥ずかしいな。今度から抑えよう。
家に帰るのもなんだし、2人を尾行する事にした。
・・・
・・
・
「今日は楽しかったわ。じゃあまた明後日ね!」
「あぁ、じゃあな」
おい、道の真ん中でキスするんじゃない。周りを気にしなさい、周りを。
1人になったハルヒの背後に近づき、声を掛ける。
「おい!」
「ひゃあ!? だ、誰よ!!」
「俺だよ、見て分かるだろ?」
「はぁ? あんたみたいなおっさん知らないわよ。声掛けないで!」
ちょ・・・ 本気で傷つく・・・。
「もしかしてあんた誘拐犯?」
「なんでそうなるんだ!
そうだな・・・今さっきの男は彼氏か?」
「そうよ、文句あんの?」
「まあ聞け、その彼氏と付き合う原因を作ったのは誰だ?」
「えっ? 確か・・違う世界から来たとか言ってたキョンだけど・・・
・・・? ・・・ ・・・・!?」
「思い出したか?」
「もしかして・・・キョン?」
「あぁ、この通りおっさんになってしまったが、俺は違う世界から来たキョンだ」
ハルヒは太陽のような明るい笑顔になり、俺に抱きついてくる。
こっちのハルヒはまだ高校生のようで、俺との身長差がかなりある。
っていうか、親子・・とまではいかないが、かなりの年齢差だな。
「久しぶりね、元気だった?」
「元気だからこうして会えたんじゃないか」
「それもそうね。あっ、その指輪はもしかして・・結婚指輪?」
「まぁ・・そんなもんだ」
「誰と結婚したの? あたし?」
「そうだ、俺はハルヒと結婚したぞ」
「よかった・・・」
その後は、何でこっちの世界に来たか、お互いの生活状況などを喋った。
さて、俺はいつ帰れるのだろうな?古泉よ、教えてくれ。
「ねえキョン、あたしをあんたの世界に連れてって!」
なに?ハルヒを俺たちの世界に連れて行く?
大丈夫なのか?
「だって、あんたはあたしたちの世界に来た事あるけど、あたしはあんたの世界に行った事ないもん。
そっちの生活や、あたしもみてみたいし」
俺は携帯を取り出し、古泉に電話をする。
「おや、もういいんですか?」
「いや、ちょっと聞きたいことがあるんだが・・」
俺は古泉に1からすべて話した。
「なるほど。大丈夫です。1日だけなら移動できますよ」
そっからは古泉に移動の仕方を聞き、さらにハルヒAをハルヒBに絶対会わせるなとも言われた。
んなこた分かってる。そこまで俺も馬鹿じゃない。
「よしハルヒ、行くか」
「うん!」
俺はハルヒの手を握り、古泉に教えてもらった呪文を唱える。
・・・・・
「・・・うお!」
「あっ、ここがあんたの世界?」
気がつくと俺は自分のマンションにいた。
ハルヒやハルナはまだお茶会のようだ。よかった。
「ふーん、ここが愛の巣ね」
ハルヒ、変な事を言わないでくれ。
30にもなって愛の巣って・・・何かおかしくないか?
「ねえねえ、子供いるの?」
「ああ、お前そっくりだぞ」
俺はハルヒにハルナの写真を見せる。
こうして見るとやっぱりそっくりだね。
「わぁ、そっくりね。あたしに似て可愛いわね」
自分で言うな。いや、確かに可愛いがな。
「だってあんたいっつも言ってるのよ。『可愛い』とか『綺麗だ』とか」
おい俺B。・・・正直でよろしい。
「ただ今?」
「パパ、お土産買ってきたわよ」
何!? やばい、非常にやばい!!!
見つかる・・見つかる・・見つかる!!
「キョン、どうするの?」
「ひとまず俺の部屋に行け。そこの廊下突き当たりだ」
「分かったわ」
「キョン、誰か来てたの?」
「べ、別に、気のせいだろ?」
「そうかしら、何か若い女の声が聞こえたから」
お前だろうが。
っていうか、非常にまずくないか?
「まあいいわ。それより今日掃除してないでしょ?あたしがしてあげるわ。
そうね・・まずはあんたの部屋ね」
待てマテマテマテ!!!まずい、非常にまずい!!!!!
ひとまずハルヒとハルナを家の外に出さないと・・・
「ぐわぁ、胸がぁぁぁぁ!!!」
「えっ、キョンどうしたの?」
「苦しい!!!ハルヒぃぃぃぃ!!!!」
「ちょっと・・ど、どうしたらいいの?」
「スーパーに行ってキムチを買ってきてくれ。あとビールも!」
「それを買ったら治るの?」
「あぁ、ばっちり治る。だから・・頼む!」
「分かったわ。ハルナ、行くわよ!」
「うん!パパ、死んじゃだめだよ!」
ハルヒとハルナは凄い勢いで家を飛び出した。
嘘ついてすまん。後でお礼はちゃんとするからな・・・
急いで部屋に戻る。
「ちょっと、何叫んでたのよ。全部見てたわよ」
「仕方ないだろ。俺の部屋を掃除するとか言い出したんだから」
「まああたしもちょっとはあせったけどね。
でも幸せそうな家族ね。あたしも憧れるわ」
「心配すんな。そっちの俺が、お前の憧れを現実にしてくれるだろう」
「ふふ、信じてるわよ。あたしそろそろ戻るね」
戻る時も古泉が教えてくれた呪文を唱えれば戻れるらしい。
「今度は1人で大丈夫だから。また会えたら会おうね」
「あぁ、幸せにな」
「あんたもよ。じゃあね」
ハルヒは一瞬で消えた。
俺たちより幸せな夫婦になれよ。
じゃあな・・・ハルヒ・・・。
?オマケ?
「買ってきたわよ!!!!!」
ハルヒはものすごいスピードで戻ってきた。
「あぁ・・すまん・・だが、俺はもうだめかも・・・・」
「そ・・そんなこと言わないで!
ほら、買ってきたから食べて元気になってよ。ねぇ・・・」
俺は最後の力を振り絞る・・真似をして、ハルヒが買ってきたものを食べる。
まあ最初っから元気なんだから、食べたって何にも変わらんがな。演技だよ演技。
「あっ、少しだけ元気になったかも・・」
「ホント!? よかった・・・」
正直後悔した。
今のハルヒは俺のことをとても心配してるんだろうな。
すまん、本当にスマン。
「あたしの元気も分けてあげるから、元気になってよ!」
「えっ!?」
気づくのが遅し。
物凄い深いキスをしている俺とハルヒがいる。
ちょっと待て、いつものキスと違うぞ。
ハルヒ、俺が悪かったから勘弁してくれ。
何秒やってるんだ? 息が苦しい・・・
「プハァッ! はぁはぁ・・キョン・・大丈夫?」
お前が大丈夫か?すっかり息が上がってるじゃないか・・・
「あぁ、もう大丈夫だ。心配かけてすまん」
「ホントに!? よかった・・」
俺は今決心した。もうハルヒに心配はかけないと。
ハルヒが心配しているところを見たくはない。俺の横で笑ってるハルヒの方がよっぽどいい。
「ところでハルナは?」
「あらっ? さっきまでいたのに・・・」
「ママー、走るの速いよ・・・」
「あっ、ごめんごめん。でもハルナ、もうちょっと走るの速くないと、運動会で一番になれないわよ!」
「じゃあママ、走り方教えてよ!」
「いいわよ、まず手をこう振って、それから・・・・・
俺は幸せ者だ。
ハルヒBよ、お前もいつかこの幸せがやってくるさ。
せいぜい頑張るんだ。じゃあいつか結婚できて、子供も生まれるだろう。
またそっちの世界に遊びに行くからな。楽しみにしとけよ!
「期待しないで、待ってるからね♪」
続く
終わり方を映画とかドラマの最終回っぽくしてみました。
何か最初考えてたネタからだいぶ外れてしまいました。なんででしょう?
次は日常系です。では
さて、今日のは日常系を書こうとしてたんですが、Will I beさんに
「世界Bのハルヒはどうなってるか?」とのコメントをいただきました。
いいことを言ってくださいまして、ありがとうございます。書きますねww
世界Bって何やねん!っていう方は、『改めて愛4』をご覧下さい。
ではどうぞ。
『改めて愛29 ?涼宮ハルヒと再会?』
ピンポーン
「おい、誰か来たみたいだぞ?」
「あっ、キョン出て!」
俺が玄関を開けると、朝比奈さんと長門が立っていた。
『改めて愛29 ?涼宮ハルヒと再会?』
「あっ、キョン君お久しぶりです」
「・・久しぶり」
これはこれは・・・
一瞬誰か分からなかったが、今も昔も変わんないな。
「おいハルヒ、朝比奈さんと長門が来てるぞ」
「知ってるわ、今日は一緒にお茶しに行くんだもん!」
「涼宮さん、お久しぶりです・・って もう涼宮さんじゃなかったですね」
「いいのよみくるちゃん。涼宮って呼んでも」
「ねえママ、すずみやって誰?」
「ん、あたしの昔の苗字よ。結婚したら男の苗字を名乗らないといけないの。
まぁハルナは当分関係ないけどね」
あぁ、ハルナもいずれ結婚するのか・・
お父さんは認めんぞ!
「わぁ可愛い。ハルナちゃんって写真でしか見たことなかったですから?。
ふんふん、涼宮さんそっくりですね」
まあ外見はそっくりだが、性格は俺の血のおかげでだいぶ中和されてますよ。
「中和って失礼ね。あたしの性格が最低って言うの?」
「誰もんなこと言ってないだろ。それより早く行って来いよ」
「あっ、そうだったわ。さぁみくるちゃん、有希、ハルナ、行くわよ!」
ハルヒを先頭に、女性陣が出て行った。
うん、一瞬で静かになったね。
今日はゆっくりできそうだ。まだ朝だが、昼寝でもしよう。
おやすみ?。
ピンポーン
何だよ、人が寝ようとしてるのに・・・って・・・
「やあ、お久しぶりです」
スマイルマンが現れた。
→殺す 殴る 追い出す お喋りする
素晴らしいコマンドだね・・って・・
「何しに来たんだ?」
「いえっ、ちょっと報告することがありまして」
「わざわざ家まで来たってことは、重要な事か?」
「世界Bって・・覚えてますか?」
世界B・・・
懐かしいな。高2の時に迷い込んだ違う銀河、違う星。
ハルヒや俺もいたっけ・・・
「それがどうした?」
「ぜひ行ってください」
お前は頭がおかしいのか?
前はたまたま帰ってこれたからいいが、今度こそ戻れないかもしれんのだぞ?
ハルヒやハルナを置いてはいけん。
「大丈夫です。帰れますから。さあ!」
古泉に手を掴まれた。 変態野郎め!
だが、気づいたら古泉はいなかった。
というより、家すらなく、俺は公園のベンチに座っていた。
おいおい・・・ここはまさか・・・
「ご名答、世界Bです」
携帯から古泉の声が聞こえる。
「あなたはその世界に2日間だけいれます。楽しんでください」
「待て!」
時すでに遅し、携帯は切られていた。
仕方ない・・俺でも探すか・・・はぁ・・・
・・・
・・
・
うむ、地形は世界Aと同じだな。
今住んでるマンションがないということは、まだ俺は学生か?
ということで、昔住んでた家に行こうとした。が、その足は止まった。
目の前の奴ら・・・
「キョン!次はどこ行くの?」
「そうだな・・ハルヒはどこ行きたい?」
「あたしはあんたと一緒ならどこでもいいわよ♪」
「ハルヒ、街のど真ん中で腕につかまるのはやめてくれ。
物凄い恥ずかしいんだが・・」
「いいじゃない、あたしはこうしていたいんだもん!」
「やれやれ、しょうがないな。じゃあ行くぞ」
「うん!」
・・・
なるほど、俺たちは周りから見るとあんな風に見えてたのか。
なんて幸せそうなんだ・・・じゃなくて、
ハルヒはやっぱり可愛いな・・・でもなくて、
俺結構カッコいいな・・・でもなくて、
周りから見ても恥ずかしいな。今度から抑えよう。
家に帰るのもなんだし、2人を尾行する事にした。
・・・
・・
・
「今日は楽しかったわ。じゃあまた明後日ね!」
「あぁ、じゃあな」
おい、道の真ん中でキスするんじゃない。周りを気にしなさい、周りを。
1人になったハルヒの背後に近づき、声を掛ける。
「おい!」
「ひゃあ!? だ、誰よ!!」
「俺だよ、見て分かるだろ?」
「はぁ? あんたみたいなおっさん知らないわよ。声掛けないで!」
ちょ・・・ 本気で傷つく・・・。
「もしかしてあんた誘拐犯?」
「なんでそうなるんだ!
そうだな・・・今さっきの男は彼氏か?」
「そうよ、文句あんの?」
「まあ聞け、その彼氏と付き合う原因を作ったのは誰だ?」
「えっ? 確か・・違う世界から来たとか言ってたキョンだけど・・・
・・・? ・・・ ・・・・!?」
「思い出したか?」
「もしかして・・・キョン?」
「あぁ、この通りおっさんになってしまったが、俺は違う世界から来たキョンだ」
ハルヒは太陽のような明るい笑顔になり、俺に抱きついてくる。
こっちのハルヒはまだ高校生のようで、俺との身長差がかなりある。
っていうか、親子・・とまではいかないが、かなりの年齢差だな。
「久しぶりね、元気だった?」
「元気だからこうして会えたんじゃないか」
「それもそうね。あっ、その指輪はもしかして・・結婚指輪?」
「まぁ・・そんなもんだ」
「誰と結婚したの? あたし?」
「そうだ、俺はハルヒと結婚したぞ」
「よかった・・・」
その後は、何でこっちの世界に来たか、お互いの生活状況などを喋った。
さて、俺はいつ帰れるのだろうな?古泉よ、教えてくれ。
「ねえキョン、あたしをあんたの世界に連れてって!」
なに?ハルヒを俺たちの世界に連れて行く?
大丈夫なのか?
「だって、あんたはあたしたちの世界に来た事あるけど、あたしはあんたの世界に行った事ないもん。
そっちの生活や、あたしもみてみたいし」
俺は携帯を取り出し、古泉に電話をする。
「おや、もういいんですか?」
「いや、ちょっと聞きたいことがあるんだが・・」
俺は古泉に1からすべて話した。
「なるほど。大丈夫です。1日だけなら移動できますよ」
そっからは古泉に移動の仕方を聞き、さらにハルヒAをハルヒBに絶対会わせるなとも言われた。
んなこた分かってる。そこまで俺も馬鹿じゃない。
「よしハルヒ、行くか」
「うん!」
俺はハルヒの手を握り、古泉に教えてもらった呪文を唱える。
・・・・・
「・・・うお!」
「あっ、ここがあんたの世界?」
気がつくと俺は自分のマンションにいた。
ハルヒやハルナはまだお茶会のようだ。よかった。
「ふーん、ここが愛の巣ね」
ハルヒ、変な事を言わないでくれ。
30にもなって愛の巣って・・・何かおかしくないか?
「ねえねえ、子供いるの?」
「ああ、お前そっくりだぞ」
俺はハルヒにハルナの写真を見せる。
こうして見るとやっぱりそっくりだね。
「わぁ、そっくりね。あたしに似て可愛いわね」
自分で言うな。いや、確かに可愛いがな。
「だってあんたいっつも言ってるのよ。『可愛い』とか『綺麗だ』とか」
おい俺B。・・・正直でよろしい。
「ただ今?」
「パパ、お土産買ってきたわよ」
何!? やばい、非常にやばい!!!
見つかる・・見つかる・・見つかる!!
「キョン、どうするの?」
「ひとまず俺の部屋に行け。そこの廊下突き当たりだ」
「分かったわ」
「キョン、誰か来てたの?」
「べ、別に、気のせいだろ?」
「そうかしら、何か若い女の声が聞こえたから」
お前だろうが。
っていうか、非常にまずくないか?
「まあいいわ。それより今日掃除してないでしょ?あたしがしてあげるわ。
そうね・・まずはあんたの部屋ね」
待てマテマテマテ!!!まずい、非常にまずい!!!!!
ひとまずハルヒとハルナを家の外に出さないと・・・
「ぐわぁ、胸がぁぁぁぁ!!!」
「えっ、キョンどうしたの?」
「苦しい!!!ハルヒぃぃぃぃ!!!!」
「ちょっと・・ど、どうしたらいいの?」
「スーパーに行ってキムチを買ってきてくれ。あとビールも!」
「それを買ったら治るの?」
「あぁ、ばっちり治る。だから・・頼む!」
「分かったわ。ハルナ、行くわよ!」
「うん!パパ、死んじゃだめだよ!」
ハルヒとハルナは凄い勢いで家を飛び出した。
嘘ついてすまん。後でお礼はちゃんとするからな・・・
急いで部屋に戻る。
「ちょっと、何叫んでたのよ。全部見てたわよ」
「仕方ないだろ。俺の部屋を掃除するとか言い出したんだから」
「まああたしもちょっとはあせったけどね。
でも幸せそうな家族ね。あたしも憧れるわ」
「心配すんな。そっちの俺が、お前の憧れを現実にしてくれるだろう」
「ふふ、信じてるわよ。あたしそろそろ戻るね」
戻る時も古泉が教えてくれた呪文を唱えれば戻れるらしい。
「今度は1人で大丈夫だから。また会えたら会おうね」
「あぁ、幸せにな」
「あんたもよ。じゃあね」
ハルヒは一瞬で消えた。
俺たちより幸せな夫婦になれよ。
じゃあな・・・ハルヒ・・・。
?オマケ?
「買ってきたわよ!!!!!」
ハルヒはものすごいスピードで戻ってきた。
「あぁ・・すまん・・だが、俺はもうだめかも・・・・」
「そ・・そんなこと言わないで!
ほら、買ってきたから食べて元気になってよ。ねぇ・・・」
俺は最後の力を振り絞る・・真似をして、ハルヒが買ってきたものを食べる。
まあ最初っから元気なんだから、食べたって何にも変わらんがな。演技だよ演技。
「あっ、少しだけ元気になったかも・・」
「ホント!? よかった・・・」
正直後悔した。
今のハルヒは俺のことをとても心配してるんだろうな。
すまん、本当にスマン。
「あたしの元気も分けてあげるから、元気になってよ!」
「えっ!?」
気づくのが遅し。
物凄い深いキスをしている俺とハルヒがいる。
ちょっと待て、いつものキスと違うぞ。
ハルヒ、俺が悪かったから勘弁してくれ。
何秒やってるんだ? 息が苦しい・・・
「プハァッ! はぁはぁ・・キョン・・大丈夫?」
お前が大丈夫か?すっかり息が上がってるじゃないか・・・
「あぁ、もう大丈夫だ。心配かけてすまん」
「ホントに!? よかった・・」
俺は今決心した。もうハルヒに心配はかけないと。
ハルヒが心配しているところを見たくはない。俺の横で笑ってるハルヒの方がよっぽどいい。
「ところでハルナは?」
「あらっ? さっきまでいたのに・・・」
「ママー、走るの速いよ・・・」
「あっ、ごめんごめん。でもハルナ、もうちょっと走るの速くないと、運動会で一番になれないわよ!」
「じゃあママ、走り方教えてよ!」
「いいわよ、まず手をこう振って、それから・・・・・
俺は幸せ者だ。
ハルヒBよ、お前もいつかこの幸せがやってくるさ。
せいぜい頑張るんだ。じゃあいつか結婚できて、子供も生まれるだろう。
またそっちの世界に遊びに行くからな。楽しみにしとけよ!
「期待しないで、待ってるからね♪」
続く
終わり方を映画とかドラマの最終回っぽくしてみました。
何か最初考えてたネタからだいぶ外れてしまいました。なんででしょう?
次は日常系です。では
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コメント
No title
No title
いいですな。
どの世界でも、
ハルヒとキョンは結ばれる運命なのです。
どの世界でも、
ハルヒとキョンは結ばれる運命なのです。
No title
こんばんはWillです
無理を言ってすいませんでした。
今日もほのぼのと、楽しませていただきました。
また突飛な思いつきを
口走るかもしれません。ご注意を~
ではでは~
無理を言ってすいませんでした。
今日もほのぼのと、楽しませていただきました。
また突飛な思いつきを
口走るかもしれません。ご注意を~
ではでは~
No title
>WOLFさん
どの世界のハルヒとキョンも結ばれる必要がありますねww
日常系っていうか、1日の生活っていうか・・・
まあ明日のお楽しみでww
>カンジテストさん
ハルヒとキョンが結ばれない世界なんてありません、許されませんww
次回もお楽しみに。
>Will I beさん
いえいえ、ネタをありがとうございますw
思いつき、どんどん口走ってくださいww
また、何か浮かんでくるかもしれないのでww
どの世界のハルヒとキョンも結ばれる必要がありますねww
日常系っていうか、1日の生活っていうか・・・
まあ明日のお楽しみでww
>カンジテストさん
ハルヒとキョンが結ばれない世界なんてありません、許されませんww
次回もお楽しみに。
>Will I beさん
いえいえ、ネタをありがとうございますw
思いつき、どんどん口走ってくださいww
また、何か浮かんでくるかもしれないのでww
No title
あぁ・・・スクリュープロペラとエンジン、航法、航海装置一式をやられたようです・・・移動できませんw何回も(前回までもあわせて)読み返していますw
この二人は何処にいようとも結ばれるのは確実のようでwこの様子ならもし前世があるとすれば前世でも結ばれているのでしょうね
>おい、道の真ん中でキスするんじゃない。周りを気にしなさい、周りを。
周りにいた人たち、ご愁傷様です。世界A(?)のほうのキョンとハルヒも周りを気にしないということも多々あったのでは?w
>「あっ、ごめんごめん。でもハルナ、もうちょっと走るの速くないと、運動会で一番になれないわよ!」
>
>「じゃあママ、走り方教えてよ!」
ハルナもハルヒに似て負けず嫌いなのですね、
>→殺す 殴る 追い出す お喋りする
>素晴らしいコマンドだね・・って・・
殴るも殺すになりかねないぞw
(ボード)ゲームをするという選択肢もありそうですなw
>終わり方を映画とかドラマの最終回っぽくしてみました。
これはなんとも今後の想像がしやすい終わらせ方ですね、しかもかっこいい!
今後も、期待しています!
P.Sブログのほうにコメント&拍手ありがとうございました。がんばりますので今後もよろしくお願いします。
この二人は何処にいようとも結ばれるのは確実のようでwこの様子ならもし前世があるとすれば前世でも結ばれているのでしょうね
>おい、道の真ん中でキスするんじゃない。周りを気にしなさい、周りを。
周りにいた人たち、ご愁傷様です。世界A(?)のほうのキョンとハルヒも周りを気にしないということも多々あったのでは?w
>「あっ、ごめんごめん。でもハルナ、もうちょっと走るの速くないと、運動会で一番になれないわよ!」
>
>「じゃあママ、走り方教えてよ!」
ハルナもハルヒに似て負けず嫌いなのですね、
>→殺す 殴る 追い出す お喋りする
>素晴らしいコマンドだね・・って・・
殴るも殺すになりかねないぞw
(ボード)ゲームをするという選択肢もありそうですなw
>終わり方を映画とかドラマの最終回っぽくしてみました。
これはなんとも今後の想像がしやすい終わらせ方ですね、しかもかっこいい!
今後も、期待しています!
P.Sブログのほうにコメント&拍手ありがとうございました。がんばりますので今後もよろしくお願いします。
No title
キョンは高校時代のハルヒ(とほぼ同一の人物)にあえて実は嬉しかったんじゃないかと妄想しておりますw
場面描写がいちいち面白くて、いろんな意味でニヤニヤさせてもらいました。
つーかキムチとビールで治るってキョンw
しかも信じるなよハルヒww
でもそれがこの2人らしくていいです。
キョンを心配するハルヒに萌え~。
場面描写がいちいち面白くて、いろんな意味でニヤニヤさせてもらいました。
つーかキムチとビールで治るってキョンw
しかも信じるなよハルヒww
でもそれがこの2人らしくていいです。
キョンを心配するハルヒに萌え~。
No title
>あしがらさん
前世でも絶対結ばれています、確実にww
世界Aのハルヒとキョンは、道の真ん中であろうと教室であろうと、電車の車内であろうとお構いなしにキスしてるので、変わらないということですねw
これからもお互い頑張りましょうね
>911さん
キョンは何歳のハルヒでも喜んだと思いますw
キムチとビールって、風呂上がりに食べたいだけだろって自分で書いても思いましたww
キョンを心配するハルヒは私も好きですw
前世でも絶対結ばれています、確実にww
世界Aのハルヒとキョンは、道の真ん中であろうと教室であろうと、電車の車内であろうとお構いなしにキスしてるので、変わらないということですねw
これからもお互い頑張りましょうね
>911さん
キョンは何歳のハルヒでも喜んだと思いますw
キムチとビールって、風呂上がりに食べたいだけだろって自分で書いても思いましたww
キョンを心配するハルヒは私も好きですw
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次回は、日常系ですか?!
楽しみに待ってますよッッ!!